独車部品アイスマン、ハンガリー生産を強化

独自動車部品メーカーのアイスマン・オートモーティブは先ごろ、ハンガリー北東部にあるニーレジハーザ工場を拡張すると発表した。投資額は10億8,000万フォリント(340万ユーロ)で、政府から5億5,600万フォリント(172万ユーロ)の助成を受ける。

同国投資庁(HIPA)によると、アイスマンは生産面積を7,700平方メートル拡大し、新生産ラインを設置する。140人の雇用創出を見込む。

アイスマンは1964年の創業で、バーデン・ビュルテンベルク州のバート・ウラハに本社を構える。ドアパネルやセンターコンソールなどの内装部品、シフト・バイ・ワイヤーや変速レバーなどのシステム部品等を手がけ、ダイムラー、アウディ、ベントレー、BMW、ミニ、セアト、フォルクスワーゲン(VW)などと取引がある。ドイツ、ハンガリーのほか、チェコ、英国、メキシコ、中国、スロバキア、米国などに工場を持つ。2017年は5,000人強の従業員で4億7,000万ユーロの売上高を計上した。

初の国外拠点であるハンガリーには1997年に進出。今日では同国にグループの射出成型・スイッチ部品・エアバッグ技術センターを置く。2017年の同国売上高は240億フォリント(7,443万ユーロ)だった。(1HUF=0.39JPY)

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