チェコ統計局(CSU)が先ごろ発表した2018年12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2%上昇し、上げ幅は前月から横ばいとなった。インフレ率は前月まで3カ月連続で低下していた。
構成比重の高い「住居・水道光熱費」が4%増加(前月は3.9%増)し、「食品・非アルコール飲料」も下落幅が0.6%(前月は1.2%減)に縮小した一方、「自動車燃料含む運輸」は前月から1.3ポイント減の1.6%、「アルコール飲料・タバコ」は同0.4ポイント減の2.8%の上昇にとどまり相殺した。ほかに上昇幅が大きかったのは「その他の財・サービス」(4.1%)、「ホテル・レストラン」(3.8%)、「医療」(3.4%)、「教育」(2.3)。「郵便・通信」は0.8%、「衣料品・靴」は1.5%下落した。
同国のインフレ率は昨年3月の1.7%から6月には2.6%まで上昇。その後は2.2%~2.5%の水準で推移していた。過去12カ月(2018年1月~12月)の平均インフレ率は2.1%。