ロシア軍需企業のNOPクルガンプリボール(NOP KurganPribor)が同国中南部のクルガン州でポリスチレン2軸延伸シート(BOPS)を生産する工場の設置を計画している。州政府の発表によると投資額は9億ルーブル(1,190万ユーロ)。新工場の年産能力は1万6,000トンで、140人を雇用する。生産開始は2020年からとなる見通し。
NPOクルガンプリボールは武器など軍用品を生産する企業。同社は今回、生産設備の調達について交渉中のフランス企業の関係者を伴い、同州知事を訪問していた。
同州によるとロシアはBOPS製品を輸入に依存しており、新工場の開設で輸入を代替するとしている。BOPSは主に食品包装容器の原料として利用されている。(1RUB=1.66JPY)