排ガスシステムの独ボイゼン、セルビアに中東欧初の生産拠点

自動車用排ガスシステムを手掛ける独ボイゼンが、セルビア北部のハンガリー国境に近いスボティツァに工場を開設する。同市当局がこのほど明らかにしたもので、昨年に同社と工場建設に関する覚書を交わした。投資額は約6,500万ユーロ。同社にとって中東欧で初の生産拠点となる。

工場建設地はスポティツァの産業団地「マリ・バイモック」。10万平方メートルの敷地に3万5,000平方メートルの施設を建設し、排ガスシステム用コンポーネントを生産する。向こう5年間で従業員数を500人超に増やす計画だ。

ボイゼンはエキゾーストマニホールドや触媒コンバータなど排ガス処理システムと部品を製造し、アウディ、BMW、メルセデスベンツ、ポルシェ、フォルクスワーゲン(VW)、ベントレー、ロールスロイスなど自動車メーカーのほか機械メーカーにも供給する。ドイツ国外にはフランス、エジプト、中国、南アフリカ、米国、メキシコに工場がある。

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