ロシア北西部、バルト海沿岸のプリモルスク港に新ターミナルを設置する計画がようやく動き始めた。州政府はこのほど、プロジェクト運営会社プリモルスキUPKと戦略提携合意を結んだ。稼働は2022年となる予定。投資規模は906億ルーブル(12億ユーロ)に上る。
新ターミナルは石炭、肥料、穀物などの積み替え基地で、ばら積み、コンテナの双方を扱う。敷地面積は780ヘクタール、処理能力は年7,000万トンで、3,100人の雇用創出が見込まれる。
州当局は約2年前にプリモルスク港における新ターミナル整備計画を発表した。当時は2026年まで3段階に分けて総額768億ルーブル(10億ユーロ)を投じ、敷地面積270ヘクタール、年間処理能力1,560万トンのターミナルを建設すると説明していた。(1RUB=1.67JPY)