韓国のエネルギー・石油化学大手SKイノベーションが、ハンガリー北西部のコマーロムにある電気自動車(EV)用バッテリー工場を拡張する。ハンガリーのシーヤールト外務貿易相が2月27日明らかにしたもので、面積11万2,000平方メートルの第2工場を設置して1,000人を新規雇用する。投資額は2,390億フォリント(7億5,500万ユーロ)。3月の着工と、2021年から22年にかけての稼働開始を予定する。
同社は昨年3月に975億フォリントを投じてコマーロムの第1工場を着工した。以前の報道によると、同工場は今年後半に完成し、2020年初めから稼働する。1回の充電で500キロメートルを走れるリチウムイオン電池を手掛け、22年のフル稼働時には年7.5ギガワット時が生産できるようになる。
ハンガリーではSKイノベーションのほか、サムスンSDI、GSユアサがリチウムイオン電池を生産している。(1HUF=0.40JPY)