ブルガリアのシン・カーズ、ルセにEV工場を設置

ブルガリアのレーシングカーメーカー、シン・カーズが小型電気自動車(EV)の工場を建設する。年2万台の生産が目標で、少なくとも1,000万レフ(約500万ユーロ)を投じる。

創業者のローゼン・ダスカロフ氏が先ごろ話したところによると、北部のルセの6,000平方メートルの敷地に2階建ての工場棟を設置する。来年から、乗用車、タクシー、配達車など、様々な用途で使える新型の小型EVシティーカー「シン・Lシティ」を製造する。受注状況や実際の生産能力にもよるが、約100人が組み立てに携わることになる見通しだ。

シン・カーズの年商は推定230万ドル。毎年レーシングカーをおよそ50台製造し、米国や南アフリカ、豪州に供給している。年内に新規株式公開(IPO)を通じて2,000万レフ(1,020万ユーロ)を調達し、EV生産ラインの設置に投じる予定だ。(1BGN=64.88JPY)

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