自動車の内外装部品を手掛ける仏GMDがハンガリーに新工場を建設する。同国のシーヤールト外務貿易相が7日明らかにしたもので、投資額145億フォリント(4,590万ユーロ)のうち29億フォリントを政府の助成で賄う。新規雇用は240人。
ブダペストの北西約40キロメートルに位置するドログに開設する新工場は、アルミニウム鋳造部品を生産する。完成後は同社最大のアルミ鋳造部品工場となる。
GMDは昨年10月、独同業シェーファー・エスタールの買収に伴い、ハンガリー南西部のボニハードにある樹脂部品工場を取得した。また、西部のセントゴットハールドに工場を持つ仏PSAグループからは大口受注を獲得している。
GMDは自動車の内外装に使われるアルミ鋳造、樹脂、プレス、シーリングの各部品を手がけている。中東欧ではハンガリーのほかスロバキア、ルーマニア、ロシアに工場を持つ。(1HUF=0.40JPY)