中国リンロンタイヤ、セルビア工場を着工

中国のタイヤメーカー、山東玲瓏(リンロンタイヤ)が3月30日、セルビア北部のズレニャニンで工場建設に着手した。工費は8億ユーロで、セルビア北部における投資として過去最大規模。1,200人を雇用し、年1,300万本を生産する計画だ。

新工場の敷地面積は130ヘクタール、施設の占有面積は39万3,660ヘクタールで、施設面積は約50万平方メートルにおよぶ。2021年に稼働する。工事は3期に分けて実施され、25年に完工する予定だ。

ブチッチ大統領は昨年9月、リンロンが独フォルクスワーゲン(VW)および仏ルノーと、21年からのタイヤ納入で交渉していることを明らかにしている。

なお、リンロンのサプライヤーである中国企業2社もズレニャニンに進出するもようだ。うち1社は酸化亜鉛メーカー。両社合わせた投資額は1億4,000万ユーロに上る。

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