ロシアの民間石油大手ルクオイルは3日、カザフスタン領カスピ海ゼニス鉱区における探鉱計画に関連し、同国のエネルギー省と国営石油・天然ガス会社カズムナイガスと契約に調印した。カズムナイガスとの折半出資会社ゼニス・オペレーティングを通じて計画を実施する。
ゼニス鉱区はカザフスタン領カスピ海の南部に位置し、岸からの距離は80キロメートル。最も近い港はアクタウ港だ。
ルクオイルとカズムナイガスは2018年、ゼニス計画の共同操業協定(JOA)及び資金協定を結んだ。今年2月にはエネルギー省から鉱業権を付与された。
ルクオイルは1995年にカザフスタン市場に進出。テンギス、カラチャガナク、クムコル油田の開発に携わっているほか、カスピ海ツェントラルノエ油田の開発会社とカスピ海パイプライン・コンソーシアムに出資している。