ノルウェーのPFA、ハンガリーにパイロット訓練センター設置

ノルウェーのパイロットアカデミー(PFA)が同社初の国外パイロット訓練センターをハンガリー西部に設立する。ハンガリー投資促進庁(HIPA)が4月29日、明らかにしたもので、投資額は1,500万ユーロを予定する。ノルウェーのセントラルヨーロピアン・エヴィエーション・クラスタ(CEAC)との提携でプロジェクトを進める。

新訓練センターの拠点はヘーヴィーズ・バラトン国際空港があるシャールメッレークで、指導官や航空専門家など専門職80人の雇用を創出する。年間300人のパイロットを訓練する計画で、今年11月から訓練生を受け入れる計画だ。

PFAは欧州有数のパイロット訓練機関で、ノルウェーのサンデフィヨール国際空港とノトデン空港に訓練所がある。シミュレーション装置4台と航空機13機を持ち、年間300人超のパイロット希望者を訓練している。

ハンガリーでは近年、航空産業の動きが活発だ。スイスのRUAGエアロストラクチャーズや、独ディール・アヴィエーションが生産拠点を拡張したほか、同国を本拠地とする格安航空(LCC)ウィズエアーがブダペストにパイロット訓練センターの設置を計画している。エアバス・ヘリコプターズも部品工場の建設を検討しているという。

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