ルーマニア石油大手のOMVペトロム、貯蔵インフラ刷新が完了

オーストリア石油大手OMVのルーマニア子会社であるOMVペトロムは21日、西部アラドにある石油貯蔵施設の刷新工事が完了したと発表した。これにより、国内貯蔵インフラ増強プロジェクトが終了した。

OMVペトロルは、過去12年間でおよそ1億4,500万ユーロを投じて貯蔵インフラの刷新を進め、全国6カ所に大型貯蔵施設を配置した。アラド石油貯蔵施設近代化への投資額は1,900万ユーロ。容量は3万2,000立方メートルで、アラド、ビホル、ティミシュ、フネドアラの西部4県の需要に対応する。

OMVペトロムは南東欧最大のエネルギー企業だ。2018年の石油・天然ガス生産量は5,830万石油換算バレル(boe)に上った。19年第1四半期の純利益は前年同期比35%増の11億5,000万レウ(2億4,200万ユーロ)に拡大した。

同社の出資構成はOMVが51.01%、ルーマニア・エネルギー省が20.64%、投資ファンドのフォンドゥル・プロプリエターテャが9.99%、少数株主が18.35%となっている。(1RON=25.83JPY)

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