ThyssenKrupp:独ティッセンがハンガリーで電動車モーター部品生産、ドイツ国外で初

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップは21日、ハンガリー南西部のペーチに電動車モーター向け部品の生産施設を建設すると発表した。同社が同部品をドイツ以外で生産するのは初めて。来年末から顧客への引き渡しを開始する。

ハンガリーのシーヤールト外務貿易相によると、投資額は174億フォリント(約5,360万ユーロ)。そのうち55億7,000万フォリントを政府が助成する。200人の雇用創出を見込む。同社のエックシュタイン社長によると、新工場の施設はインダストリー4.0(I4.0)に対応したものとなる。

ティッセンクルップの自動車部品事業はハンガリーで4拠点を運営している。東部のデブレツェンではコイルばねとスタビライザー生産、ブダペスト近郊のヤースフェーニサルでは操舵部品生産、独高級車大手アウディのジュール工場内では車軸生産、ブダペストでは電気工学操舵システムのソフト開発を手掛ける。同事業のハンガリー従業員数は約1,100人。(1HUF=0.38JPY)

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