Nexen Tire:韓国ネクセンタイヤ、チェコ新工場が8月からフル稼働

韓国のタイヤメーカー、ネクセンタイヤがチェコの新工場で来月28日からフル稼働に入る。同工場は当初、2018年上期に稼働の予定だったが、欧州の自動車需要の縮小や政府認可の遅延により開設が遅れ、今年4月に試験生産にこぎつけた。これまでの総投資額は約10億ドルに上る。

工場は首都プラハ北西のジャテツにあるトライアングル工業団地に建設された。敷地面積は65万平方メートル。年産能力は当初300万本で、2022年までに1,100万本、23年には1,200万本まで増強する予定だ。

同社は現在、フォルクスワーゲン(VW)、ポルシェ、フィアット、シュコダといった欧州メーカーのほか、韓国の現代自動車、起亜自動車に製品を供給している。新工場の製品は高級車ブランドのメルセデスベンツやアウディにも供給される見通しで、一部ではすでにOEM(相手先ブランドによる生産)契約を結んだと報じられている。

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