Ballard Power Systems:加燃料電池大手、ソラリスから電池モジュール受注

カナダの燃料電池大手バラード・パワー・システムズ

は7月29日、ポーランドのバス製造大手ソラリスから燃料電池モジュール12基を受注したと発表した。これらのモジュールは、ソラリスがイタリアのボルツァーノの公共輸送事業者SASAボルツァーノに供給するバス「ウルビーノ12ハイドロジェン」12台に搭載される。同モデルは1回の水素充填で350キロメートルを走行することができる。バラードは2020年に燃料電池モジュールを出荷する見通しで、ボルツァーノは2021年までに燃料電池を搭載したバスの運行を開始する見通し。今回の燃料電池モジュールの受注は、欧州連合(EU)の研究・技術開発枠組み計画「ホライズン2020」の一環として燃料電池水素共同実施機構(FCH-JU)が支援する水素自動車の共同イニシアチブ「JIVE」の支援を受けている。バラードがJIVEの枠組み内で受注した燃料電池モジュールは、今回の受注を合わせて計92モジュールとなった。

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