Danone:仏ダノン、ロシアの工場拡張計画で現地政府と投資提携

乳製品世界大手の仏ダノンはこのほど、ロシア西部にあるサマラ工場の刷新・拡張プロジェクトでサマラ州政府と投資提携契約を交わした。プロジェクトは2014年に着手したもので、今回の提携は投資第2段階にあたる。総投資額は同社のロシア事業として過去最高の40億ルーブル(5,440万ユーロ)超。来年末の完了を予定する。

今回の刷新・拡張プロジェクトでは、サワーミルクなど新たな乳製品の生産ラインを整備し、製品の種類を約110に拡大する計画だ。また、生乳入荷施設の近代化、倉庫拡張、排水処理施設の整備なども行う。従業員は36人を増員する予定。

ダノンは1992年にロシアに進出し、ヨーグルトなどの乳製品、ベビー食品、特殊栄養食品、ミネラルウォーターを製造販売する。乳製品事業は2010年に現地同業ウニミルク(Unimilk)と統合し、ロシア、ウクライナ、カザフスタン、ベラルーシにおける業界最大手に躍進した。サマラ工場拡張によりカザフスタン、ジョージア、アゼルバイジャンなどへの輸出拡大にも期待する。(1RUB=1.60JPY)

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