ポーランドのバス製造大手アウトサン(Autosan)はこのほど、国内南部のティヒ市当局と圧縮天然ガス(CNG)バス20台の受注契約を交わしたと発表した。契約額は2,010万ズロチ(460万ユーロ)。同市は、CNGバスが大気汚染物質の排出削減に大きく貢献するとともに低騒音など環境性が高く、ディーゼルに比べ燃料代が安いことから新規発注を決めた。
アウトサンの低床式CNGバス「サンシティ
12LF」は米ディーゼルエンジン大手カミンズのエンジンと独機械大手フォイトの自動トランスミッションを搭載し、ビデオ監視システムやUSBソケット、無線LANなどを装備する。
アウトサンは2016年の破産手続きを通して国営軍需企業PGZに資産買収された。今回のCNGバス調達入札にはアウトサンのほか、チェコのSORリブハヴィ(Libchavy)とスウェーデンのスカニアも参加していた。(1PLN=27.07JPY)