OSK:露化学企業、同国初のDMS生産工場を設置

ロシアの化学企業オレンブルグ・スルフィド(OSK)が同国南部オレンブルグにジメチルスルホキシド(DMS)の工場を建設する。オレンブルグ州政府によると、すでに建設準備作業が進められており、2022年3月までに完工の見込みだ。投資額は15億ルーブル(2,050万ユーロ)。年産能力は6,000トンで、100人を雇用する。

新工場が稼働すれば、OSKはDMSを生産するロシア初の企業となる。DMSは石油化学工場で使用されるもので、国内の年間消費量は2,500トン。これまでは主にフランスと中国から輸入してきた。OSKは将来的にDMSの輸出も視野に入れている。

OSKはロシアのバシコルトスタン共和国サラバトに拠点を置くサラバト触媒工場(SKatZ)の子会社。SKatZは国営ガスプロム、ロスネフチなどの石油化学会社に製品を提供している。(1RUB=1.61JPY)

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