ロシアの上期貿易収支、黒字幅が縮小

ロシアの連邦関税局が先ごろ発表した2019年上半期の通関統計によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は922億ドルの黒字で、前年同期の976億ドルから5.5%減少した。貿易総額は3,208億ドルで前年から3%減少した。

欧州連合(EU)諸国との貿易総額は1,343億ドルで全体の42.2%を占めた。ユーラシア経済連合(EEU)との貿易総額は263億ドルで、その割合は8.3%だった。

輸出額は2,065億ドルで前年から3.6%減少した。輸入額は2%減の1,143億ドルだった。

輸出先を見ると、中国が0.8%増の261億ドルでトップ。これにオランダ(15.8%増、242億ドル)、ドイツ(16.7%減、139億ドル)と続いた。一方、対ロシアの経済制裁を継続中の米国は63億ドルで、前年から21.9%増加した。日本は4.4%減の56億ドルだった。

輸入先を見ると、最大の中国は242億ドルで0.6%増加した。次いでドイツが9.7%減の113億ドル、3位の米国は5%増の69億ドルだった。日本は44億ドルで4.2%増加した。

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