トルクメニスタンがデジタル化を推進、中国企業と協力

トルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領は6日、デジタル化を推進する方針を含むサイバーセキュリティ法に署名した。国営通信TDHによると、政府はデジタル化の推進と同時に中国企業と協力してコンピューターの国内生産を目指しており、年内に独自ブランドで生産を開始する予定だ。

政府はコンピューターの国内生産をデジタル化推進の柱として位置付けている。貿易・対外経済省付設のコンピューター技術研究所は生産実現に向け、中国の投資会社、恒盛連花及びコンピューターなどを生産する同方国際信息技術有限公司と共同でアグジビルリク・ティリスマティ社を設立した。

政府によるとア社は今年、子ども用の学習支援コンピューターを8万台用意した。同コンピューターでは198種類のプログラムを実行することができるほか、トルクメニスタン語、ロシア語及び英語での学習が可能だ。同社は現在ノートブック、タブレット、パソコン及びサーバーの試作品の製造に取り組んでおり、今年末までに独自ブランドのパソコンが生産される見通し。製品はカザフスタンやウズベキスタン、タジキスタン及びアゼルバイジャンのユーザーにも提供していく方針だ。

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