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2019/9/25

総合・マクロ

8月のユーロ圏インフレ率、確定値も1%

この記事の要約

欧州連合(EU)統計局ユーロスタットが18日に発表した8月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は速報値と同じ前年同月比1%で、前月から横ばいだった。

ECBが金融政策決定で重視する基礎インフレ率(価格変動が激しいエネルギー、食品・アルコール・たばこを除いたインフレ率)は、前月と同水準の0.9%だった。

ポルトガルは0.1%下落し、前月に続いてマイナスとなった。

欧州連合(EU)統計局ユーロスタットが18日に発表した8月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は速報値と同じ前年同月比1%で、前月から横ばいだった。欧州中央銀行(ECB)が目標とする2%にほど遠い状況が続いている。

インフレ率は16年11月以来の低水準。分野別の上昇率は食品・アルコール・たばこが2.1%、エネルギーがマイナス0.6%、工業製品が0.3%、サービスが1.3%となっている。ECBが金融政策決定で重視する基礎インフレ率(価格変動が激しいエネルギー、食品・アルコール・たばこを除いたインフレ率)は、前月と同水準の0.9%だった。

EU28カ国ベースのインフレ率は1.4%。ポルトガルは0.1%下落し、前月に続いてマイナスとなった。主要国はドイツが1%、フランスが1.3%、イタリアが0.5%、スペインが0.4%。