ポーランドの8月鉱工業生産1.3%減、2カ月ぶりマイナス

ポーランド中央統計局が19日発表した8月の鉱工業生産指数は前年同月比で1.3%低下し、市場予測の1.7%増を大きく下回った。同指数の後退は2カ月ぶり。前月は5.8%増加していた。製造業が前月の6.6%増から1.3%の減少に転じ、全体を強く押し下げた。

鉱工業全34業種のうち18業種でマイナスとなった。下げ幅が最も大きかったのは「自動車・トレーラー」(10.8%減)で、「コークス・石油精製品」(8.9%減)、「石炭・褐炭」(8.4%減)も大きく後退。「ベースメタル」(6.3%減)、「非金属鉱物製品」(4.6%減)も振るわなかった。

上昇幅が大きかったのは「コンピューター・電子・光学機器」(7.3%)。このほか「電気設備」(6.4%)、「ゴム・プラスチック製品」(4.2%)も拡大した。

財別では資本財が4.5%、エネルギーが4.4%、中間財が0.8%低下した。耐久消費財は0.6%、非耐久消費財は0.2%上昇した。

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