Nanolek:露ナノレク、GSKとワクチン製造で戦略提携

ロシアのバイオ製薬会社ナノレク(Nanolek)は16日、英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)と長期戦略提携を結んだ。共同プロジェクトを立ち上げ、10年間で総額65億ルーブル(9,170万ユーロ)を投資する計画だ。第1段階として国内西部キーロフ州のオリチにあるナノレクの工場にGSKの風疹ワクチン製造技術を移転し、2021年から製造を開始する。

今回の提携はロシアの医薬産業開発戦略における現地化の促進につながるものだ。ナノレクはGSKのワクチンが国内全域に供給できるようになることを目指すとともに、中期的にGSKの他のワクチンもロシアで生産することを視野に入れている。

ナノレクは2011年、国営ナノテクノロジー戦略企業のロスサノと現地バイオテクノロジー企業のエピドバイオメッドとの合弁で設立された。オランダのビルトホーフェン・バイオロジカルズと不活化ポリオワクチン(iPV)で、仏サノフィ・パスツールと5種混合ワクチンですでに製造提携している。

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