韓国のサムスンSDIは10日、ハンガリーの電気自動車(EV)用バッテリー工場を拡張すると発表した。投資額は3,900億フォリント(12億ユーロ)。同社にとって最大規模の生産拠点となる。1,200人の新規雇用を見込む。
サムスンSDIは2017年5月、ブダペスト近郊のゲデに、サムスンの旧プラズマディスプレーパネル工場を再活用する形で進出した。面積は33万平方メートル。EV5万台分のバッテリーの年産能力を持つ。
ハンガリーにおけるEV用バッテリー生産では、北西部のコマーロムに韓国のSKイノベーションとインジコントロールズが、東北部ミシュコルツにGSユアサが進出しているほか、北部のシャルゴータルヤーンに韓国のブンチュン・プレシジョンが工場設置を計画している。(1HUF=0.36JPY)