チェコ9月インフレ率2.7%、3カ月ぶり低下

チェコ統計局(CSU)が10日発表した9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.7%上昇し、上げ幅は前月から0.2ポイント縮小した。インフレ率の低下は3カ月ぶり。

構成比重の最も高い「住居・水道光熱費」で上げ幅が前月から0.2ポイント減となる5%にとどまったほか、「食品・非アルコール飲料」は同1.4ポイント減の2.5%、「アルコール飲料・たばこ」は0.4ポイント減の2%に縮小して全体を押し下げた。「衣料品・靴」と「郵便・通信」はともに1.6%下落した。

自動車燃料含む「運輸」は前月の0.3%減から0.5%の増加に転じた。ほかに上昇幅が大きかったのは、「ホテル・レストラン」(4.8%)、「教育」(3.8%)、「その他の商品・サービス」(3.6%)、「医療」(3.1%)。

同国のインフレ率は昨年12月の2%から今年3月には3%まで上昇し、その後は2.7%~2.9%の間で推移している。過去12カ月(2018年10月~19年9月)の平均インフレ率は2.6%。

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