ロシア連邦統計局(ロススタット)がこのほど発表した9月のインフレ率は前年同月比で4%となり、上げ幅は前月(4.3%)から0.3ポイント縮小した。インフレ率の低下は6カ月連続で、中央銀行が目標とする4%に達した。価格変動の激しい食品と燃料を除いたコアインフレ率は4%。
9月のインフレ率を項目別にみると、食品が4.6%と大きく値上がりし、サービス(4%)、非食品(3.6%)も上昇率が高かった。
同国のインフレ率は3月の5.3%をピークに低下を続けている。中銀の従来予想では今年末に4.2~4.7%まで低下するとしており、予想を超えて鈍化が進んでいる。