伊保険大手ゼネラリのクロアチア子会社ゼネラリ・オシグラニェ(Generali
Osiguranje)は16日、現地の損保会社イズヴォールを買収することで合意した。事業戦略で重視するクロアチアで、損保事業の拡大を図る。買収価格など詳細は明らかにされていない。競争当局の承認を得て手続きが完了する。
ゼネラリは2002年、クロアチアの生命保険市場に進出。06年に現地同業リベルタスを買収し、事業拡大した。従業員は契約アドバイザーを含め650人超で、国内に79の営業所を構える。昨年の総収入保険料は前年を26.1%上回る7億1,600万クーナ(9,620万ユーロ)で、市場シェア7.3%を確保した。
イズヴォールは2011年設立で、自動車保険、損害保険、旅行保険、事故保険などを提供する。国内でのシェアは1%。(1HRK=16.21JPY)