フィンランドの電装品大手PKCがセルビアのスメデレヴォにある拠点を拡張する。ワイヤーハーネス事業子会社のPKCワイヤリング・システムズを通じて2,000万ユーロを投じ、既存設備の刷新と生産能力の強化を行う。すでに市当局との間で、リース工場(面積1万9,000平方メートル)および工業団地内の用地(5.75ヘクタール)を630万ユーロで取得する契約を結んだ。拡張後は1,200人の新規雇用を見込む。
PKCは2014年にセルビアに進出し、スメデレヴォでリース工場での操業と並行して自社工場を建設した。同拠点の従業員数は約1,500人。
同社は主に自動車産業向けにワイヤーハーネスや電子部品を生産している。2017年からインド自動車部品大手サムヴァルダナ・マザーソングループの傘下にある。