セルビア政府は先ごろ、ロシア国鉄(RZD)との間で一連の鉄道関連事業の実施で契約を交わした。RZDが受注したのは、セルビア西部のヴァリェヴォからモンテネグロ国境までの210キロメートルの区間の線路更新事業などで、今年1月に合意した別プロジェクトと合わせた受注額は2億3,000万ユーロにのぼる。今回の受注の背景には、セルビアが2013年にロシア政府から国内の鉄道関連事業に関し8億ドルの融資を受けた経緯がある。
RZDはまた、セルビア全土の路線を管轄する遠隔制御センターの設置や、首都ベオグラード近郊のスタラ・パゾバと北部のノビサドを結ぶ43キロメートルの区間の電化事業なども受注した。