露ガスプロムの石油子会社ガスプロムネフチが、西シベリアのオムスク製油所で触媒工場の建設に着手した。国産化を通じて需要の3分の2を輸入に頼る状況を改善する狙いがあある。投資額は300億ルーブル強(4億2,400万ユーロ)。2021年に稼働する予定で、約300人の雇用創出が見込まれている。
新工場では、「セレクトゥム(Selectum)」ブランドの触媒を年2万1,000トン生産する。うち、水素化脱硫向けと水素化分解向けが各4,000トン、接触分解向けが1万5,000トンとなる見通しだ。
今回の投資に関連してガスプロムネフチは今年2月、政府と特別投資契約(SpIK)を結んでいる。(1RUB=1.70JPY)