ギリシャ大手銀行のユーロバンクは11月26日、ブルガリアの首都ソフィアで初の「デジタルオフィス」を開設した。デジタル化に向けた措置の一環。まずソフィアの3カ所で運営を開始し、1~2年以内に全国でデジタルオフィス網を構築する。
ブルガリア子会社は「ポストバンク」ブランドで銀行事業を展開している。デジタルオフィスにはセルフサービス・ゾーンと自動預払機を設けた。今後、セルフサービス・ゾーンで利用できるサービスを拡充していく。
ユーロバンクはシェアの高い市場で事業を強化する戦略を掲げている。ブルガリアについては今年、ギリシャのピレウス銀行からブルガリア事業を取得し、支店網を200店舗強に拡大した。総資産・貸出高・預金高で同国市場の10%を握っている。