三井住友、ウズベキスタン2銀行と業務提携

三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)が12月16日、ウズベキスタン対外経済活動銀行(NBU)と同国の国営商業銀行サノアートクリリッシュ銀行(SQB)と業務提携に関する覚書を交わした。ミルジョエフ大統領の初来日を機に締結したもので、ウズベキスタンと取引する顧客へのサービスを拡大する狙いがある。

SMFGは2011年以来、NBUと貿易金融の促進、制度金融等での協働などで協力してきた。今回の覚書を通じ、従来の銀行業務における協働から、債権資本市場部門(デットキャピタルマーケット)、リース金融などにも提携範囲を広げる。また、国際金融機関の制度等を利用し、持続可能な成長(サステナブルグロース)に貢献する案件を共同で推進することでも合意した。

SQBとは、貿易金融や、制度金融分野でのファイナンス取引に加え、預金や円決済業務で協力する。また、NBUと同様、サステナブルグロースに資する案件を共同で推進していく。

NBUによると、同行はSMFGから2億ドルの融資を受ける。国内の投資案件および日本からの先端技術輸入への支援に充てる計画だ。該当するプロジェクトでは、すでに日本貿易保険(NEXI)による貿易保険引き受けが決まっている。

SQBもSMFGから1億ドルの融資を受け、日本からの技術輸入を支援するという。

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