カザフスタン南東部のアルマトイ市の近郊交通運営会社、アルマトイ・エレクトロトランスが昨年末、中国バス製造最大手の金龍客車から圧縮天然ガス(CNG)バスを60台調達した。国営カザフスタン開発銀行と60億テンゲ(約1,400万ユーロ)でリース契約を交わしている。
金流客車は昨年春、自動車販売大手アスタナ・モータースと現地販売契約を交わすとともに、同傘下の自動車製造ヒュンダイ・トランスアウトのアルマトイ工場にバスの組み立てを委託した。今回納品されたCNG車両も同工場の製品で、全長18メートルで座席数36、最大乗客数は150人となる。
アルマトイは国内最大の都市で、2011年にCO2排出削減と大気汚染改善のための行動計画を立ち上げ、その一環でCNGバスの導入を進めている。中国の中通客車が昨年初め200台を116億テンゲ(2,750万ユーロ)で受注し、10月から納品を開始した。(1KZT=0.29JPY)