米GE、ポーランドのガス火力発電施設を受注

ポーランド電力大手PGEは1月30日、ドルナ・オドラ発電所のガス火力発電施設建設で、米ゼネラルエレクトリック(GE)、提携している同国建設大手ポリメックス・モストスタルと契約を交わした。契約額は37億ズロチ(8億6,000万ユーロ)。総額10億ズロチ(2億3,200万ユーロ)での12年間のメンテナンスでも合意した。2023年中の稼働開始を目指す。

国内北東部のドルナ・オドラ発電所は現在、石炭火力発電8機で稼働中。PGEは排出量低減と効率化のため、ガス発電設備2機の新設を決めた。総発電能力は1,400メガワットで、CO2排出量が1メガワット時当たり0.35トン未満と、国内発電所平均の0.8トンを大きく下回る。同発電所の1、2号機は21年に稼働停止となる予定だ。

GEとポリメックスの共同受注は、PGEが運営する欧州最大規模のオポレ石炭火力発電所の第5、第6号機での実績がある。今回のドルナ・オドラ発電所入札では、昨年7月の応札締め切り直前に応札していた。(1PLN=28.4JPY)

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