ポーランドの農耕機製造大手ウルスス(Ursus)が、経営破綻した子会社ウルスス・バスを吸収合併する。両社の株主が11日に開かれた臨時株主総会で同計画を承認した。ワルシャワ証券取引所への通知書によると、ウルスス・バスの資産をウルススに移管する形で合併し、バス製造事業を継続するとともに全社的な事業再建に取り組む考えだ。
ウルスス・バスは2015年、ウルススと現地商用車メーカーAMZクトノとの合弁会社として事業を開始した。業績不振で債務不履行に陥ったため、ウルススが昨年末、吸収合併により救済する方針を明らかにしていた。
ウルススの2019年1~9月期連結決算は、売上高が前年同期比40%減の8,720万ズロチ(2,050万ユーロ)、最終損益は3,880万ズロチ(910万ズロチ)の赤字に悪化した。(1PLN=28.04JPY)