現代自、チェコで電動SUV生産スタート

韓国・現代自動車は2月27日、3月中にチェコ東部のノショヴィツェ工場で電動コンパクトSUV「コナ・エレクトリック」の生産を開始すると発表した。年内に3万台を出荷する計画だ。欧州市場への供給をスピードアップし、ゼロエミッション車の販売で欧州トップを目指す。

現代自によると、ノショヴィツェでの製造開始で、コナ・エレクトリックのグループ生産能力は韓国・蔚山(ウルサン)工場と合わせ、従来の3倍以上に拡大する。欧州販売車を現地で生産する方針に沿う措置で、バッテリーも同地から調達している。これにより安定した生産を実現し、納期も短縮できる。

現代自は今年、欧州で電動コンパクトカー「アイオニック・エレクトリック」、燃料電池車(FCV)のSUV「ネクソ」を含めたゼロエミッション車を8万台販売し、市場シェアでトップを目指す目標を掲げる。

ノショヴィツェではコナ・エレクトリックのほか、小型車「i30」とSUV「ツーソン」の生産を手がけている。

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