胎児の脳波(EEG)と心電図(ECG)を測定し、生理学的な診断につなげるツールを開発している。子宮内の胎児の客観的な情報をリアルタイムで取得することにより、重篤な症状をもたらす胎児の低酸素状態を正確に検出し、分娩時の事故を防ぐことを目指している。同社によると、IT技術を駆使することで、これまで医療機器市場に存在しなかった診断ツールの開発に成功した。
同ツールを使うことで胎児に対し、1)妊娠の中~後期に母体外から行う間接的な心電図測定2)分娩中に行う直接的な心電図測定3)分娩中に行う直接的な脳波測定――が可能になる。2)と3)は胎児の頭皮に電極を取り付けて計測する。
胎児の脳波は分娩時の異常を見抜くために非常に有用だが、これまでの技術や機器では鮮明な脳波の検出が困難だった。新しい技術では胎児や母体に負担をかけることなく脳波を正確に測定できる。
同社は2015年の設立。4人の起業家、医師、IT専門家からなるチームで運営している。欧州連合(EU)から3,630万フォリント(10万7,000ユーロ)の助成を受けている。(1HUF=0.35JPY)
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