ハンガリー中央統計局(KSH)が10日発表した2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.4%増となり、上げ幅は前月から0.3ポイント縮小した。インフレ率の低下は5カ月ぶり。
上昇率を品目別にみると、自動車燃料を含む「その他の製品」が前月の6.4%から4.3%に縮小して全体を押し下げた。上げ幅が大きかったのは「アルコール飲料・たばこ」(7.3%)と「食品」(7%)。「サービス」は3.8%、「衣類・靴」は0.7%、「その他の燃料・電力」は0.4%値上がりした。「耐久消費財」は0.8%低下した。
価格変動の激しい食品と燃料を除いた基礎インフレ率(季節調整済み)は4.1%で、前月から0.1ポイント拡大した。
同国のインフレ率は2019年4月の3.9%から9月に2.8%まで低下した後、前月まで4カ月連続で上昇していた。