ベラルーシの化学繊維業界、トルコ企業と大型契約

ベラルーシの化学繊維業界が2月末、トルコのイスタンブールで開かれた国際繊維・テキスタイル見本市「ヤーンフェア」に出展し、トルコ企業と200万ユーロ超の受注契約を交わした。今回のベラルーシ企業出展を取りまとめた同国商工会議所傘下のベルインターエキスポが国営通信社ベルタに明らかにした。

ベラルーシ石化製品大手のスヴェトゴルスクキムヴォロクノ(SvetlogorskKhimvolokno)は同見本市で、耐熱性に優れた糸をブランド名「アルセロン(Arselon)」で展示した。同製品は耐久性、撥水性、加水分解耐性も高く、ホテルの内装用テキスタイルをはじめホース、タイヤ、高温フィルターなどに適している。トルコ企業との契約額は50万ユーロ相当に上った。

グラスファイバー大手のポロツク・ステクロヴォロクノ(Polotsk

Steklovolokno)は電気絶縁性の良いガラス繊維織物、高機能繊維のバサルトファイバー、高温耐熱シリカ材料、ガラス繊維のヤーン(紡績糸)などを展示。複数のトルコ企業と合計85万ユーロ相当の取引で基本合意した。また、化学最大手グロドノ・アゾト傘下の化学繊維部門もポリアミド糸を受注し、年内に約1,500トンをトルコに出荷する。

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