仏銀行大手ソシエテ・ジェネラルが、トルコ南西部イズミルの地下鉄建設プロジェクトに2,500万ユーロを融資する。欧州復興開発銀行(EBRD)がすでに融資している同プロジェクトの新路線建設に対するもので、EBRD協調融資スキームを使って実施する。
イズミル市の地下鉄建設計画は、持続可能性に取り組む都市への支援プログラムの対象として、EBRDから2018年に8,000万ユーロの融資を受けた。市内南部と北東部を結ぶ1路線(19キロメートル)がすでに開通している。新路線は大学や病院、小売り施設の連絡を簡便化するもので、既存路線とも連結する。22年の運行開始を予定する。
EBRDは現在、市内のユチョルと隣接市ブカをつなぐ別の地下鉄新路線(13.3キロメートル)の建設についても協調融資を計画している。イズミル市交通整備計画では、地下鉄用車両85台の調達に2,350万ユーロ、道路交通軽減を目的としたカーフェリー5隻の調達に3,300万ユーロを融資している。