チェコ政府が特別税法案を閣議決定、減税を軸に企業支援

チェコ政府は25日、企業支援に向けて特別税法案を閣議決定した。コロナ危機の打撃緩和が目的だ。

まず、コロナ危機の打撃が最も大きい業界を対象に付加価値税率（VAT税率）を従来の15％から10％へ引き下げる。これには宿泊料金、スポーツ・文化イベント・レジャー施設の入場料などが含まれる。

運輸業界については、年初にさかのぼり3.5トンを超える商用車の道路税額を25％引き下げる。

また、自営業者・企業ともに、今年の損失を過去2年の利益と相殺できることとし、納付済みの税金還付を可能にする。

50人以下の企業については、6～8月の社会保険料納付を免除する。