スロバキアで新型コロナウイルスの分析に同国で開発されたスーパーコンピューター「Aurel」が活用されている。同スパコンはスロバキア科学アカデミーのコンピューティングセンターが所有するもので、同アカデミーの実験医療センターが実施するウイルスの解析プロジェクト「A-SPIKE」に投入されている。
現地TASR通信によると、Aurelが利用されているのはコロナウイルスの特徴であるスパイク糖たんぱく質の構造に関する研究で、同センターの実験薬理学・毒物学研究所が実施する。同タンパク質の構造の解明はコロナウイルスに対する処方の発見に不可欠だと考えられており、「A-SPIKE」では研究成果を治療法などの開発に役立てていく予定だ。