独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社、シュコダ自動車は16日、チェコ国家プログラム「モビリティ・イノベーション・ハブ」への参加を発表した。同プログラムは官民協力によるモビリティに関わるサービスと技術の開発、実用化、テストを支援するもので、自社のデジタルイノベーション・センターであるシュコダオート・デジラボを通じて活動に参加する。投資促進機関であるチェコインベストが現在、ハブ発足の準備を進めている。
モビリティ・イノベーション・ハブは、大手企業、スタートアップ企業、大学、研究機関、公共機関が連携してモビリティ分野の革新的なプロジェクトに取り組み、チェコ自動車業界の競争力を向上させるためのプラットフォームとなることを目指す。主にデジタルデータを活用したスマートファクトリーやeモビリティ、代替駆動システム、自動運転、デジタル化の分野で、密接な情報交換や新技術の導入などにより、柔軟な産学官提携を実現する。
シュコダオート・デジラボは2017年、シュコダのデジタル技術刷新の発信地としてプラハに設立された。現在、イスラエル(テルアビブ)、中国(北京)、インド(プネー)にも拠点がある。