ルーマニア部品メーカーのコンパ、減産措置を継続

ルーマニアの自動車部品メーカー、コンパ・シビウ(Compa Sibiu)はこのほど、4月から実施している減産措置を来月末まで2カ月間延長すると発表した。コロナ危機による受注減が原因だ。受注の残っている部門のみ操業し、その他の部門の従業員は自宅待機となる。

コンパは1991年、国営企業ピエセ・アウト・シビウの民営化で誕生した。社長のデアク・ヨアン氏と取締役のミクレア・ヨアン氏がおよそ19%ずつを出資する。

燃料噴射装置、過給機(ターボチャージャー)、フロントガラス用ワイパーシステム、ステアリングギア、ステアリングコラムに用いられる部品のほか、冷間成形コイルばね、プレス加工部品、エアコンディション装置を手がける。製品の75%以上が国外市場向けで、フランス、ドイツ、米国、チェコ、スロバキア、ベルギー、オランダ、イタリア、中国、インド、英国へ出荷しているという。

2019年の従業員数は2,190人、売上高は前年比0.8%減の7億4,700万レウ、純益は8%減の3,300万レウ(680万ユーロ)だった。(1RON=25.07JPY)

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