ポーランド、EV購入助成プログラム開始

ポーランドが電気自動車(EV)の普及拡大のため購入助成プログラムを立ち上げた。予算は約3,300万ユーロで、気象省と環境保護・水経済基金がプログラムを運営する。助成金の申請期間は6月26日から7月31日まで。

消費者向けプログラムの予算は3,750万ズロチ(840万ユーロ)。購入価格が12万5,000ズロチ(2万8,000ユーロ)までのEVが対象で、助成額は購入価格の最大15%まで。企業向けプログラムは商用バンが対象で、予算は7,000万ズロチ(1,580万ユーロ)。購入価格の最大30%または7万ズロチ(1万5,800ユーロ)を上限にリースもふくめて助成する。

充電スタンドの設置コストも最大50%(上限5,000ズロチ)が助成対象となる。中小規模のタクシー事業者向けプログラムの予算は4,000万ズロチ(910万ユーロ)で、EV・充電設備への総投資コストの20%を助成する。

ポーランドの今年5月末までの国内EV登録台数は1万1,660台にとどまる。ただ、今年1~5月累計の新車登録台数は前年同期比53%の2,600台と大きく伸びており、EVの認知度が高まってきたことがうかがえる。(1PLN=27.15JPY)

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