ハンガリー中央統計局(KSH)が8日発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.9%増となり、上げ幅は前月から0.7ポイント拡大した。インフレ率の上昇は5カ月ぶり。原油価格の値上がりで燃料費が上昇したことが大きい。
上昇率を品目別にみると、自動車燃料含む「その他の製品」はマイナス幅が前月から4.1ポイント減の3.9%に縮小。「耐久消費財」は前月から0.8ポイント増の1.6%に拡大した。「食品」は同0.6ポイント減の7.8%に低下したものの、依然として高い水準にある。「アルコール飲料・たばこ」(6.7%)も上げ幅が大きかった。「衣類・靴」は1%値下がりした。
価格変動の激しい食品と燃料を除いた基礎インフレ率(季節調整済み)は4%で、前月から横ばいだった。