ポーランドの7月鉱工業生産1.1%増、市場予測を上回る

ポーランド中央統計局が20日発表した7月の鉱工業生産指数は前年同月比で1.1%上昇し、上げ幅は前月の0.5%を0.6ポイント上回った。市場は1.2%のマイナスを予測していた。鉱工業全34業種のうち20業種でプラスとなっており、新型コロナ禍の打撃からの回復は予想以上に進んでいるもようだ。

「自動車・トレーラー」が前月の15.2%減から0.6%増へと大幅に好転したことが最大の押し上げ要因となった。上げ幅が最も大きかったのは「家具」(24.2%増)で、「コンピューター・電子・光学機器」(15.3%増)、「木材・コルク・わら・籐製品」(14.8%増)も大きく拡大。「電気設備」(7.1%増)、「ゴム・プラスチック製品」(4.5%増)、「化学品・化学加工製品」(4.1%増)も好調だった。

「石炭・褐炭」は18.4%、「コークス・石油精製品」は15%、「機械・設備」は13.3%減少した。

財別では耐久消費財が22.9%、非耐久消費財が1.6%、中間財が0.9%増加。エネルギー製品は7%、資本財は3.3%減少した。

上部へスクロール