韓国SKイノベーションはこのほど、ハンガリーのバッテリー製造子会社であるSKバッテリー・ハンガリー(SKBH)が同国北西部のコマーロムに建設中の電気自動車(EV)用バッテリー工場で従業員の採用と研修を開始したと発表した。工場は今年10-12月期(第4四半期)の稼働開始を予定する。2022年までに1,400人を雇用する計画だ。
新工場では1回の充電で500キロメートルを走れる第3世代EVバッテリーを手がけ、フル稼働時には年10ギガワット時が生産できるようになる。SKBHは将来的な増産を見込み、工場敷地として4万3,000平方メートルを確保している。
SKBHは2018年3月、SKイノベーション初の海外のバッテリー製造拠点として、975億フォリント(2億7,500万ユーロ)を投じてコマーロム工場の建設を開始した。当初は今年初頭の稼働を予定していた。
コマーロムにはSKのほか韓国同業のサムスンSDIとインジコントロールズが進出している。(1HUF=0.35JPY)