トルコ軍用車メーカーのBMCがイズミル工場の稼働を停止した。現地日刊紙『エヴレンセル』が25日付で伝えたところによると、従業員に新型コロナ感染者が急増していることを受けた措置だ。同工場では約3,000人が働いているが、1週間で感染者数が12人から70人へ増加したという。
同じように従業員がコロナ感染症にり患したケースでは、水産加工会社のダーダネルが7月26日から2週間、チャナッカレ工場で従業員を工場内に寝泊まりさせて操業を続けたことが問題となっている。
トルコでは8月25日、新型コロナの新規感染者数が1,500人強に上り、6月中旬の水準まで増加した。政府はこれを受けて、政府機関における遠隔勤務・テレワークの実施を許可するとともに、首都アンカラを含む14県で婚礼関連の祝宴に制限を設けた。