電動工具のマキタがエストニアに物流拠点を設置する。首都タリンのビジネスパークに倉庫、およびメンテナンスや研修用の施設を建設。新製品の展示・実演用のコーナーも設ける。面積は2万5,000平方メートルで、2022年に完成の予定だ。投資額は明らかにされていない。11日付の現地英字紙『バルチック・コース』が伝えた。
同社のバルト三国への進出は初めて。拠点設置に当たりスウェーデンとエストニアを比べ、物流面の利点を考慮してエストニアを選んだ。エストニア北部のラーグリには営業拠点を置き、同国とラトビア、リトアニア、ノルウェー、スウェーデンをカバーする。
マキタは中東欧でこのほか、スロベニア、ウクライナ、ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、ロシア、カザフスタンに進出している。